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ウレタン防水とは?特徴やメリット・デメリットを徹底解説!

ウレタン防水とは?

ウレタン防水とは、液状のウレタン樹脂を塗布して防水層を形成する工法です。主に屋上やベランダ、バルコニーなどの防水工事に使用されます。

この工法の特徴は、液体を塗ることで防水層を作るため、複雑な形状の場所にも施工できる点です。シームレスな仕上がりになるため、継ぎ目からの水漏れリスクが少なく、耐久性の高い防水層を形成できます。

また、施工後は弾性のある防水層ができるため、地震や建物の振動によるひび割れが発生しにくいという特長もあります。

ウレタン防水のメリット

ウレタン防水には、以下のようなメリットがあります。

1. 施工が容易で幅広い場所に対応できる
液状のウレタンを塗る工法のため、複雑な形状の屋根やベランダ、狭い場所でも施工が可能です。また、下地の種類を選ばず施工できるため、多くの建物で採用されています。

2. 継ぎ目のない防水層を作れる
ウレタン防水は塗布することで均一な防水層を形成するため、つなぎ目がなく、水漏れのリスクを軽減できます。特に、屋上やベランダなど水がたまりやすい場所には最適です。

3. コストパフォーマンスが良い
他の防水工法と比べて比較的安価で施工できるため、コストを抑えながら防水対策を行いたい場合に適しています。特に、再施工がしやすいため、メンテナンスコストを抑えられるのも利点です。

4. 弾力性がありひび割れしにくい
ウレタン防水は弾力性があり、建物の動きに追従しやすい特性があります。そのため、ひび割れが発生しにくく、長期間にわたり防水性能を維持できます。

ウレタン防水のデメリット

一方で、ウレタン防水にはいくつかのデメリットもあります。

1. 施工品質が職人の技術に依存する
塗装工法であるため、均一な厚さに仕上げるには職人の技術が求められます。不適切な施工を行うと、防水性能が十分に発揮されない可能性があります。

2. 乾燥に時間がかかる
ウレタン防水は塗布後に硬化するまで時間がかかるため、工事期間が長くなることがあります。特に湿度が高い日や気温が低い場合は、乾燥時間がさらに延びることもあります。

3. 紫外線に弱い
ウレタン防水の表面は紫外線に弱く、劣化しやすいため、トップコートの塗布が必須です。定期的にトップコートを塗り直すことで、防水性能を維持できます。

ウレタン防水の施工方法

ウレタン防水には、主に「密着工法」と「通気緩衝工法」の2種類の施工方法があります。

1. 密着工法
下地に直接ウレタン防水材を塗る方法です。比較的安価で施工できるため、ベランダや小規模な屋上防水に適しています。ただし、下地の状態が悪いと防水層が剥がれやすくなるため、適切な下地処理が必要です。

2. 通気緩衝工法
下地とウレタン防水層の間に通気緩衝シートを設置する方法です。下地から発生する湿気を逃がすことができるため、膨れが発生しにくく、耐久性が向上します。特に、既存の防水層が劣化している場合や、広範囲の施工に向いています。

ウレタン防水の耐用年数とメンテナンス

ウレタン防水の耐用年数は約10〜15年とされています。ただし、紫外線や雨風の影響を受けるため、定期的なメンテナンスが欠かせません。

特に、トップコートの塗り替えは5年ごとが推奨されています。これを怠ると、防水層が劣化しやすくなり、雨漏りの原因となることがあります。

また、防水層にひび割れや剥がれが見られた場合は、早めに補修を行うことで、大規模な修繕を防ぐことができます。

まとめ

ウレタン防水は、塗るだけで防水層を形成できる便利な工法ですが、定期的なメンテナンスが必要です。

  • メリット
    • 施工が簡単で複雑な形状にも対応可能
    • 継ぎ目がなく水漏れのリスクが少ない
    • コストが比較的安い
    • 弾力性がありひび割れしにくい
  • デメリット
    • 施工品質が職人の技術に依存する
    • 乾燥に時間がかかる
    • 紫外線に弱くトップコートの塗り替えが必要

ウレタン防水は適切に施工し、定期的なメンテナンスを行えば長持ちします。屋上やベランダの防水対策を検討する際には、メリットとデメリットを理解した上で、最適な方法を選びましょう。

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